地金と金貨どっちがいい?
GOLD VS GOLDCOIN
結論から言うと、金貨のほうが断然お得
Q 金の含有量が同じ価格も同じであれば、あなたはどれを買いますか?
Rand Rifineery社インゴット
イギリス 地金型コイン
ロイヤルミント インゴット
南アフリカ 地金型コイン
金鳳珠宝社 インゴット
イギリス アンティークコイン
中国 地金型コイン
私なら迷わず、イギリスアンティークコインを買います。笑
ここでは、金とコインどっちがテーマでしたね。。話を戻します。
金貨は、国家発行で国の刻印が入っています。かたや金の延べ棒は、いち企業の刻印です。国家といち企業では、格が違います。南アフリカのRand Rifineery社は、かなりの老舗で日本でいえば、田中貴金属クラスに類します。金鳳珠宝社も米国ナスダック上場企業です。それでも、一歩 自国から出れば、ほぼ知られていないのが現実です。ましてや50年100年後、国家名といち企業の刻印の差は、はかり知れません。日本は、なぜか金の延べ棒が好きな国民ですが、昨年のロシアの投資額でも金貨投資額は、インゴットの4倍でした。あたりまえですが、世界的に見ると国家発行の金貨のほうが、はるかに信用度は高いのです。
実際に、金鳳珠宝社のインゴットは偽物であったことがニュースになりました。その量も83トンと。怖
そもそも 貨幣とは偽造されては困るもので、その時々の最新の技術を使用し偽造対策が施されているのです。
また、コインの情報は意外と多く容易に調べることができるのです。
1 品質保証と換金性
150年経っても国家の刻印は、色あせることがありません。
実際に、インゴットの買取りでは、指定ブランド以外は買い取り拒否や低価格買い取りをされています。すぐに現金に換えられる=信用度の高いものになります。
長期保有の資産には、時代を超え・国を超えても価値が変わらないものを手にしたいものです。だれでも発行できるメダルが、政府発行コインより高額になりにくい所以は、こうしたことがあるのかもしれません。
2 価格と換金
2020年6月13日の金のある企業の価格は、店頭販売価格6582円/gでした。
これで、購入できるかと思いきや金取引には、チャージ料がかかる時があります。これは何かというと、加工手間賃のようなものです。小さなバーに加工すればするほどその手間賃は割高なります。なぜか、この手間賃は売却時にもかかるのです。(手数料等をきっちりと表記している企業は、安心ですね。)
5gの場合、20%もかかってしまいます。ならば、最初から小さく加工されている金貨を検討材料に上げるのも1つの手になります。ウィーン金貨ハーモニーやメイプルリーフ金貨などの地金型コインや金価格と同額もしくは安いアンティークコインも時としてあるので、見つけてみるのも面白いものです。
アンテークコイン金貨の中には、金重量の価格より安いモノがある。
金融商品である金は、日々の価格で値付けしますが、芸術品であるアンティークコインは1つ1つ異なるため、値札を日々取り換えるのには、手間がかかります。1年前の値段をそのままにしていることも多くあるのです。そういったものを狙って購入している方もいます。
換金時
チャージを考えると1Kg以上がよいです。ここで、考えておきたいことは、現金化は、その塊の単位でしかできないという事です。ブロークンすれば、刻印の意味はなくなります。売却時のキャッシュ単位も頭に入れることをお忘れなく。
金も金貨等コインもどちらも、換金化自体とても簡単です。詳しくは、『換金性・流動性』『売却時』を参照。
3 匿名性
金の場合、200万円以上の購入は全て記名性となっています。売却においては価格に関わらず記名が必要となります。個人であればマイナンバー・法人であれば登記事項説明書な手続きがあります。対して、コインはモノになり、特に記名の必要性はありません。
4 有事の対応 利便性
コインは、プレミアム価格が付加されます。取引最高額のコインは1枚40億円(某米国企業副社長とか・・)有事において40億円分の地金は運べませんが、コインであれば1枚。子供でも運び出せますね。コインは、このように地金価格のものも高プレミアムのものもありあなたの好みや考え方に合わせて活用できるのです。
5 希少性(限定)
よく金は、プール何杯分の有限なので価値が下がらないといわれます。これは本当なのでしょうか?以前石油は、あと数十年で枯渇するといわれていましたが、まだまだじゃぶじゃぶで出ています。例えば、他の惑星に金が何百トンもあったらどうなるでしょうか?金は、材料にすぎません。過去に遡れない限りコインは有限なのです。
限定品としての希少性
技術・芸術価値の付加価値
材料
材料として最も安定化の高い金と国家補償のついたの限定商品ですから、最強ですね。
6 優雅さ
西洋でのコインコレクション歴史は古く、紀元前27年に即位した初代皇帝ローマのアウグストゥス帝が初期のコインコレクターとして有名です。アメリカ、ヨーロッパでは、知的で高尚な文化として根付いており、大学では「貨幣学」があり、歴史・地理・経済・金融工学・紋章学などの研究がされていました。また、2015年の銀行改革まで、大手銀行には、コイン部門があったものです。コインは、欧米人にとってとても身近なものであり高尚な教養でもあるのです。コインを見ながら歴史やその国について語り合える。そんな文化的な家庭で育っていたら、私も歴史にもっと興味が湧いたと思うのですが・・
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2020.7.3 ナスダック上場の中国企業が83トンにおよぶ金塊を偽造・・全て、金メッキだった。大胆にもほどがある!!